海外勤務
加藤 貴康
“K” Line Pte Ltd.
入社8年目
入社8年目
TAKAYASU KATO
※所属部署・入社年次・記事内容は、取材当時のものです。
海外勤務の仕事
海外顧客との関係構築
現在進行中の輸送案件について、顧客と輸送進捗をこまめに共有し、また顧客の関心の高いマーケット情報についても情報提供を行いつつ、将来の輸送需要等にもアンテナを張って情報収集を行う。
現地マーケットの情報収集・発信
域内マーケットや国際情勢に関しては現地でしか入手できない情報も多く、現地顧客・地場のブローカーとのコミュニケーションが欠かせない。その情報は本社などの社員へ共有され、次なる一手の材料となる。
チャータリング業務
営業担当や傭船ブローカーと情報交換を行い、世界中の貨物需要を把握しながら、足元から将来の船舶需要を見極める。顧客へ適切な運賃を提示できるよう、日々変動する傭船料のマーケットの把握も重要。
新規航路・顧客開拓
「川崎汽船」の名を広げ、新しい収益に繋げるために、新たな航路や顧客を求めて営業活動を行う。海外にはまだまだ未開拓の航路や荷主企業も多いため、既存顧客から情報を得てコネクトしてもらうこともあれば、リサーチを通して直接アポイントをとることも。
CAREER
学生時代
学生時代、ラクロス部に所属していた私は練習に専念したく、効率の良い就職活動を行うため、海運業界と航空業界に絞り込んで就職活動を行っていた。面接を受けた企業の中でもアットホームな雰囲気を感じ、川崎汽船への入社を決意。
入社〜現在
船の運航の実務を執り行うオペレーション業務、船のチャーターをするチャータリング業務を経験したのち、現在はシンガポール支社で新たな顧客、航路、貨物の開拓を行う。タイやインドといった近隣国へ出張に出ることもある。
今後
今の業務が楽しくやりがいを感じているため、しばらくは同業務に没頭したい。担当しているバルク船はさまざまな貨物の輸送に適しており、世界各地に顧客となり得る企業があることを考えると、自分にできることが無限にあると感じている。
自分の価値観や考えを
大切にしてくれる、
アットホームな職場
小中高とエスカレーター式の学校に通っていた私は、新しい世界を見てみたいと思い、高校生の時にアメリカへの留学を経験しました。多様な国の人々と接するうちに「将来は日本の枠組みを越えて、グローバルに働きたい」という思いが自然と湧いたことを覚えています。就職活動は、部活動に力を入れていたためなるべく効率良く行おうと思い、説明会や先輩の話を聞いた中で海運業界と航空業界の数社に絞り志望していました。この2つの業界は、どちらも船と飛行機が実体として世界を駆け巡る姿は、まさにグローバルそのものだと感じたことが大きな理由です。各企業とも面接を受けたときに、川崎汽船はどこよりも私自身の価値観や考えを見てくれ、面接官との話もアットホームに進んでいったことが入社の決め手となりました。そして、その印象は今でも変わっていません。会社の雰囲気はとてもフラットで、上司や役員も同じフロアで一緒に仕事をしていることが多いです。このフラットさはシンガポールも同様で、仕事の相談ごとに付き合ってもらうことはもちろん、ランチをともにすることも。気軽に相談できる環境は、仕事をする上でも心の支えになっています。
シンガポールにおける、
「川崎汽船」の伸びしろは
無限大
入社してから船、港、顧客と連絡を密にとりながら船を運航するオペレーション業務、船のチャーター全般を担当するチャータリング業務や営業業務と経験を積み、7年目の時にシンガポールへの辞令をいただきました。入社前に望んでいたグローバルな働き方が叶ったときは嬉しかったです。仕事内容としては東京本社に勤めていたときと変わらず、引き続きシンガポールでオペレーション業務やチャータリング業務を行っています。ただ、営業活動に関しては、これまで川崎汽船と契約をしたことがない新規顧客創出のための開拓がメイン。東南アジア諸国やインドなどへの出張も多く、対面で営業活動を行っています。
海外の顧客は、特に運賃に対してかなりシビアに考えられる方がたくさんいらっしゃいます。運賃契約は川崎汽船の利益にもなるため、我慢強く交渉をしたり、時には今後の取引を見込んで先方の考えを真摯に受け止めることも。シンガポール周辺のマーケット内での「川崎汽船」の伸びしろはまだまだこれから。まずは名前を知ってもらい、運送サービスや対応の質の高さなどをアピールしながら挑戦を続けている最中です。
海外の顧客は、特に運賃に対してかなりシビアに考えられる方がたくさんいらっしゃいます。運賃契約は川崎汽船の利益にもなるため、我慢強く交渉をしたり、時には今後の取引を見込んで先方の考えを真摯に受け止めることも。シンガポール周辺のマーケット内での「川崎汽船」の伸びしろはまだまだこれから。まずは名前を知ってもらい、運送サービスや対応の質の高さなどをアピールしながら挑戦を続けている最中です。
多様な人の違いを受け入れ合い、
関係を築いていく
シンガポールで働き始めてから約1年。海外で働くためには、多様な人の考え方や個性をリスペクトする姿勢が重要だなと感じています。そのため、同じように駐在している日本人スタッフはもちろん、現地のナショナルスタッフとのコミュニケーションを密にとることを意識しています。国独自の文化はもちろん、特にワークスタイルに関しては、日本の当たり前とは異なる部分もたくさんあります。一人ひとりが働きやすい環境を一緒になって模索し、受け入れ合うことが関係性を深めていくための第一歩。ナショナルスタッフがいなければスムーズに進まない仕事もあるため、私は自分から積極的に声をかけ、仕事終わりに食事に誘うなど会話の機会を創出しています。挨拶をするときは、挨拶だけでなく「調子はどう?」と会話のきっかけを作ることで、コミュニケーションが増え関係性が良くなるはず。こう思うようになったのは、私がシンガポールに来たばかりのときに、現地の言葉で話している内容を、チームの1人が私が理解できるようにと英語に翻訳してくれたことがきっかけです。仕事は、上司やチームの仲間の助けをもらいながら進めることができますが、相手に対する気遣いの気持ちこそが海外駐在では大切なポイントだと学びました。
SCHEDULE 01
SCHEDULE 02
8:30
船の動静チェック。
10:00
配船会議。
12:00
ブローカーとランチ。マーケットの情報収集も。
13:00
チャータリング業務開始。
14:00
同時並行で新規案件に取り組む。
16:00
傭船料の折り合いがつきそうなので、契約の交渉開始。
19:00
契約成立して退社。
19:30
同タイミングで退社したナショナルスタッフと夜ごはん。
8:30
船の動静チェック。
10:00
配船会議。
12:00
駐在員で日本食ランチ。
14:00
顧客と新しい契約について打ち合わせ。
15:00
貨物と船のバランスがとれているため、チャータリング業務はなし。
16:00
来年の貨物の見積もりを提出。
18:00
“K” Line シンガポールテニス部の活動に参加。
DAY OFF
オフの日の過ごしかた
テニス、ゴルフなどスポーツをして過ごすことが多いです。シンガポールは東京都23区ほどの国土面積しかないため、どこへ行くにも30分以内で目的地に着くことができ、渋滞も起こりづらいことが最大の魅力です。カジノという最大の誘惑もありますが、住んでいるとスポーツなど別の楽しみがあるため、あまり興味は湧きませんでした。
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