管理
井上 真輝
会計グループ
入社2年目
MASAKI INOUE
※所属部署・入社年次・記事内容は、取材当時のものです。
経理の仕事
計上データの確認
通常業務では、営業部門で計上する費用や収益の性質を理解し、正しい処理を案内する業務を行う。
船の貸し借りに関わる経理処理
複雑なスキームが多数存在する船の貸し借りについての経理処理を担当する。
調整業務
それぞれの計上が会計的に正しく行われるよう、調整業務を担う。
決算業務
決算業務では、定められた会計基準・期間に応じて、収益・支出の金額を計算し、決算数値を算出する。
CAREER
学生時代
大学では心理学を専攻。若手から活躍できる環境を求めて、入社を決める。
入社〜現在
2020年4月に入社後、本社・会計グループ決算業務チームへ 。決算数値作成および計上方法の案内を行っている。
今後
単体決算のみならず、連結決算も経験しゆくゆくは海外でその経験を生かしたい。活発なジョブローテーションの機会もあるので、会計グループでの経験を生かして営業部門で活躍したい。
当たり前の日常を支える、
誇りを持てる仕事だと思った
海運業に興味を持ったのは、生み出す価値が分かりやすいと思ったからです。貿易大国の日本では身の回りにあるものはほとんど、どこかで船に乗って海を渡ってきています。海上輸送があるから、私たちの当たり前の日常がある。誇りを持てる仕事だなと感じました。できて当たり前で失敗が許されない、“地道なプロフェッショナル”としての働き方にも惹かれました。自分の携わった業務が地球の裏側で誰かの役に立つこともあるのかもしれません。仕事を通じて海外とのやりとりができる環境で働きたいと考えました。

また、先輩社員訪問や説明会などから、若手にどんどん仕事を任せ、早くから活躍できる環境があると知りました。社員同士の縦横のつながりが強く、先輩とのコミュニケーションも頻繁にある。ここなら、学びの機会が多いだろうなと思いました。ジョブローテーション制度により、さまざまなポジションにチャレンジできるため、経験を生かして自分なりのキャリアを築けるのではという期待もありました。
海運業の収益構造を理解し、
正確なお金の流れを把握する
現在は、決算業務チームに所属し、会社のお金の流れを正確に把握、管理しています。中でも、私が担っているのは、船の貸し借りに関連する部分の決算数値算出です。当社が船を運航するために、様々な船の保有の仕方があり、その際の複雑なお金の流れをミスなく確認しなければいけません。決算数値算出後は、営業部門で作成した予算との乖離分析を行うなど、報告資料の作成も行っています。

会計グループでの仕事の魅力は、「海運業の収益構造を人一倍理解できるようになること」です。複数の部門で発生する海運業特有の費用や収益に着目することで、売上と費用の関係について理解が深まります。過去に処理したことのない収益や、費用の計上方法を一から考えてうまくいったときには、成長実感があります。そして、会計基準に則った正しい計上と処理担当の業務負担とのバランスを考えた最適な処理を構築、案内できたときには、大きな達成感があります。一つの決算をチームで作成していくので、厳しいスケジュールのなか無事に決算を終えて、仲間と安堵できる瞬間がうれしいですね。入社当時、会計領域は全くの未経験でしたが、面倒見のいい先輩に恵まれ、知識や経験を重ねることができています。とても貴重な環境だなと感じています。
イレギュラーの決算対応で力不足を痛感。
仕事の本質を見るようになった
入社1年目の本決算時には、従来の方法での決算作成ができないというトラブルが発生しました。決算作成は、決算発表のスケジュール上、限られた時間で多くの関係者がバトンを繋いで進めていきます。そのときは、普段と同じ時間内に普段と別の決算方法を構築する必要がありましたが、私の代替案の検討が甘く、スムーズな対応ができませんでした。「ようやく独力で決算作成を進められるようになってきた」と思っていたタイミングだったので、即座なイレギュラー対応ができない現実を突きつけられ、挫折感は大きかったですね。結果として、先輩のアドバイスや、関係者が時間を融通してくれたこともあり決算作成までこぎつけたものの、自分がそれまでいかに作業的に仕事をしていたかを痛感しました。イレギュラー対応をスムーズに行えている先輩たちは、業務を本質的に理解できています。この件を機に、自分の業務における一つ一つの処理の目的、本質に立ち戻ろうと、仕事へのスタンスが大きく変わりました。

今大切にしているのは、「マニュアル」で業務を行う作業人にならないことです。経理の仕事をしていると「正しさ」を追求するあまり、仕事が機械的になってしまうことがあります。でも、関係者とコミュニケーションをとることで、会計上のルールに則る必要性に対して理解してもらえたり、別の切り口での検討が必要なことを気付けたりします。多様な視点をもらうことを、これからも大事にしていきたいです。
SCHEDULE 01
SCHEDULE 02
7:30
起床。朝食は先週末にコストコで買い込んだエクアドル産のバナナ。
9:00
チームでの朝会に参加。先輩のボケが不発なのは週末ボケ?
10:00
担当科目に計上されたデータをチェック。今日の忙しさが決まる大事な時間。
12:00
同期と昼食。確実にご飯を大盛りにする秘訣は、日ごろからのおばちゃんとの会話。
13:00
営業部門と打ち合わせ。決算スケジュールや案件等の認識を合わせる。
15:00
決算トライアル。本番でスムーズに決算ができるよう事前準備。
16:00
営業部門からの問い合わせ対応。正しい処理を案内できるよう慎重に検討。
18:00
退社。習っているキックボクシングへ。
7:40
起床。思いがけずベットに長居しすぎたので一番走りやすい靴をチョイス。
9:00
出社しメールチェック。先輩から評価されたメールを見つけ、朝から元気が出る。
10:00
営業部門から提出された予算内容をチェック。不明点を解消しておく。
11:50
昼食。狙っていたお店が混む前に動く。走りやすい靴がまたしても活躍。
12:50
決算処理のためのデータを作成。いまだに少し緊張する作業。
15:00
営業部門からの提出データを確認。ミスや漏れがないか細かくチェック。
17:00
決算分析用のデータ加工作業。気持ち”は”アナリスト。
19:00
退社。決算のピーク時は体力の配分がカギ。
DAY OFF
オフの日の過ごしかた
野球、キックボクシング、ゴルフ、サーフィン、スノーボードなど、好きなことがたくさんあり、外でアクティブに過ごすことが多いです。学生時代の友人や社員寮のメンバーなどと楽しむこともあります。2021年夏には一大決心をしてウェットスーツを購入したので、今夏はスピアフィッシングに挑戦してみたいと意気込んでいます。
学生のみなさんへ
就職活動は自身が会社を「選ぶ」場だと思っています。そのため、会社に「選ばれる」ための飾り付けに時間を使うのではなく、より良い選択をするための情報収集に時間を使ってほしいです。
私は当社に対して、自身の成長の場を期待していましたが、実際に入社して仕事をする中で日々成長を実感できており、良い選択ができたと思っています。社員が納得して働くことが会社にとってもプラスになると思いますので、少しわがままにでも、納得できる会社選びをしてみてはいかがでしょうか。