技術
石井 明莉
先進技術グループ先進技術開発チーム
入社3年目
入社3年目
AKARI ISHII
※所属部署・入社年次・記事内容は、取材当時のものです。
技術の仕事
自動カイトシステム“Seawing”の搭載
風力により船舶の推進を補助するシステムで、環境負荷低減と経済性向上を目指す。2022年末に搭載工事が完了した一番船の実運用に向けた準備を行う。
⾃動運航操船⽀援システムの開発
船乗りの高齢化が進む海運業界において、自動運航操船支援システムは課題解決の一助を目指す。資料作成をはじめ、時にはシステム図を見ながらチームの船乗りのサポートを行う。
展⽰会などで最先端技術を調査
最先端技術は日々更新されているため、業界紙や海運業界に関するプレスリリースなどをチェック、積極的に展示会での情報収集を行う。最近では他業界の展示会でも調査を行い、転用できそうな技術があれば同様にインプットを行う。
先進技術で課題解決
技術部門のプロジェクトは短くても3年程度の長期スパン。法的な手続きをはじめ、リスクアセスメントを行う。1日1日の積み重ねは小さなものかもしれないが、成果が形になり実用に向けて動き出す瞬間はやりがいも大きい。
CAREER
学生時代
もともと事故防止など乗り物の安全分野に興味があり、大学時代は自動運転車の研究をしていた。より大きな乗り物であれば社会的なインパクトも大きいと考え、就職活動は海運業界、航空業界を中心に行った。面接を通して知った風通しの良い社風に惹かれ川崎汽船に入社を決めた。
入社〜現在
先進技術開発チームとして3つのプロジェクトに携わる。わからないことも多いが、自身で知識をつけたり、上司や船乗りから現場の知識を教えてもらったりすることで開発を推進。プロジェクトが少しずつ形になっていくことが嬉しい。
今後
技術開発に携わっているプロジェクトの実運用を見届けることが目標。技術はすぐに実装できるものではなく、長い時間を要し、さらに実運用後もフォローアップが必要。もし今後部署が変わることがあっても、そのときの立場からできることに関わっていきたい。
話しやすい先輩社員の存在と、
多様な経験を積めることが
決め手となった
私が生まれ育った地域は全国的にみても交通事故が多く、身近な人が交通事故にあった経験もあったため、自動車の安全分野に興味がありました。そのため大学時代は自動運転車の研究を専攻。研究を進める中で、より大きな乗り物であれば社会的なインパクトも大きいということに気がつきました。船など大型の乗り物の安全運航に自身の知識を生かしたいと思い、就職活動をスタート。面接を受ける中で川崎汽船に惹かれた理由は2つあります。1つ目は面接時の話しやすさ。オンライン面接は社員の方が面接官だったのですが、私のこれまでに興味を持ってくださり、真摯に聞いてくださいました。一人ひとりの個性に興味を持って、フランクに話しかけてくださる社員の方が多く、このような方と一緒に働きたいと思えたことが決め手です。2つ目は、社内の多様な部署・部門で経験が積めること。川崎汽船にはジョブローテーション制度があるため、技術職で入社しても営業やオペレーション、チャータリングなどを学ぶことができます。技術職以外の経験を積めることや海運について幅広い業務知識を得られることが大きな魅力だと感じました。
会社だけでなく、
業界にも影響を及ぼす
最先端技術に携わる
入社してから現場研修や、船の構造についての講座などを経て、半年後には液化CO2輸送プロジェクトと、自動運航プロジェクトに携わりました。初めは専門用語も多く、わからないことばかり。落ち込むこともありましたが、上司が常に声をかけてくれたので、わからないことは積極的に聞けるようになりました。また、自主的にインプットする時間も設け、勉強と実務を通して知識を増やせたことが財産になっています。業界全体の高齢化問題を見据えた自動運航プロジェクトでは、大学時代の研究知識も生かしての説明資料を作成や、現場のサポートを担当。現場経験のある船乗りが上司だったため、開発している技術が現場でどのような影響を及ぼすのかを丁寧に話してくれ、この技術が川崎汽船だけでなく、業界全体の未来にも繋がっていくと思うと気が引き締まりました。さらに現在は川崎汽船としても力を入れている、環境にも配慮した運航をするための風力補助装置、Seawingプロジェクトに参画しています。すでに船への搭載は進んでいるため、今は実用のための準備段階。技術のプロジェクトは長期のものが多いですが、最先端技術の開発に立ち会い、日々の積み重ねが今花開こうとしている瞬間はやりがいも大きいです。
「新しいことを探すマインド」を持って、
新たな技術開発へ
入社してから心がけていることは、新しい技術や情報のインプットの時間を1日の中で欠かさずに設けること。それは入社時に上司から「新しいことを探すマインドが大事だ」と教えてもらったことがきっかけです。最先端技術は1日1日アップデートされていくため、船に使えそうな新しい技術のリサーチを心がけています。チーム内で業界紙を読み合う文化があるため、その中で気になった展示会や技術発表会には積極的に参加し、また船とは関係ない分野の展示会にも訪れ、船に転用できる技術はないかを日々検討しています。
入社してから3年が経ち、会社説明会で教えていただいた「“K”LINEスピリット」は、社員一人ひとりが体現していると感じます。縦横の関係は風通しが良く、上司に仕事の相談はもちろん、わからないことも聞きやすい環境が整っています。若手からの提案にも快く耳を貸してくれるので、提案が通り案件として進めていくことも多々あります。大規模なプロジェクトが少しずつ形になっていく嬉しさを実感できている今、新技術開発に携わる1人としてこれからの目標は新たな技術開発を検討し、実用までを見届けること。会社の課題はもちろん、業界全体の課題解決にも貢献したいと思っています。
入社してから3年が経ち、会社説明会で教えていただいた「“K”LINEスピリット」は、社員一人ひとりが体現していると感じます。縦横の関係は風通しが良く、上司に仕事の相談はもちろん、わからないことも聞きやすい環境が整っています。若手からの提案にも快く耳を貸してくれるので、提案が通り案件として進めていくことも多々あります。大規模なプロジェクトが少しずつ形になっていく嬉しさを実感できている今、新技術開発に携わる1人としてこれからの目標は新たな技術開発を検討し、実用までを見届けること。会社の課題はもちろん、業界全体の課題解決にも貢献したいと思っています。
SCHEDULE 01
SCHEDULE 02
9:00
出社、メールチェック。
10:00
チームミーティング。
12:00
昼食は、同期女子とランチ。
13:00
共同検討先とミーティング。
15:00
プロジェクトの資料作成などを行う。
17:00
海外の共同検討先とミーティング、時差のため遅めのスタート。
18:30
退社。
9:00
訪船のため出張。
10:00
搭載したシステムの見学をする。
12:00
昼食、船員たちと雑談。
13:00
船員たちの作業に立ち会う。
15:00
小休憩。船員たちに最近の困りごとを聞く。
17:00
下船し、帰宅。
DAY OFF
オフの日の過ごしかた
大学時代所属していたオーケストラサークルの先輩に誘われて、社会人オーケストラ団体でバイオリンを弾いています。音楽でリフレッシュすると同時に、違う年代、業種の方々の話を聞くことで視野を広げることができています。また、社内報がきっかけで別部署の先輩方と一緒に演奏することも叶いそうで、今から練習に勤しんでいます。
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