Interview

Rie Yamamoto

脱炭素社会へ向けて

世界中で注目されるLNG。

その安定供給を目指して。

営業

山本 理絵

LNGグループ  
LNG第二チーム

2021年新卒採用
(2024年取材当時、入社4年目)

Profile

世界と関わるようなビジネスがしたいと希望する中、駐在のチャンスが多いなど、海運業界に興味を持ち、その中でも社風に魅力を感じた当社に入社。
入社後、LNGグループに配属され、以来、LNG船事業に携わっている。

01

世界の物流を支える、

その重要な一端を担う、

LNG船事業に携わる。

Q. 当社への入社を決めた理由を教えてください。

大学時代、1年間メキシコでの交換留学とインターンシップを経験し、将来はグローバルな働き方をしたいと考えるようになりました。その中で特に海運業界に興味を持ったのは、留学中に偶然訪れたパナマ運河がきっかけでした。
コスタリカへの観光を計画した際に、直行便がなかったため、パナマ経由で行くことになり、その際運河を通峡していく船や日本のコンテナを目の当たりにしました。その瞬間、「こんな風に世界の物流がつながっているのか」「物流は自分が見えないところで動いているんだ」と強い衝撃を受けました。それまではグローバルな仕事と言えば、外資系企業や商社をイメージしていたのですが、
その時初めて、世界の物流を支える“海運業界”に魅力を感じました。その中でも当社を選んだのは、複数の先輩社員に会う中で、自由闊達な会社の雰囲気に魅力を感じ、また自分がそこで働いている姿を具体的にイメージできたからです。

Q. 現在の仕事内容を教えてください。

私はLNG船事業の営業担当として、主にアジアパシフィックエリアのお客様を担当しています。当社のLNG船事業では、LNG船の船主として船を保有し、10年〜20年と長期にわたってお客様に貸し出すビジネスを中心に取り組んでいます。
日々の業務においては、船を運航するお客様や、一緒に船を保有する共有船主、本船及び船舶管理を行うグループ会社と連携し、お客様の貨物を確実かつ安全に積地から揚地まで輸送できるよう、スムーズなオペレーションを実現できるよう努めています。LNG船は長期で傭船されるため、お客様との傭船契約が決まると同時に、輸送量や寄港地に合った“オーダーメード”の船を発注し、船の竣工後は船舶管理のサービスをつけて貸し出します。
特に、本船竣工前のプロジェクトにおいては、お客様との契約から、本船の建造、スムーズな引き渡しに至る業務を担い、多くの関係者と一緒にプロジェクトをつくり上げていくやりがいがあります。

02

技術面から契約まで、

幅広い知識を駆使して、

大規模プロジェクトを推進する。

Q. 業務の中で難しさを感じる点はどんなところですか?

LNG船に関わるプロジェクトで難しさを感じるのは、運航中の船で何らかのトラブルが発生した時です。例えば、船内の機械に不具合が起きた際、私は船の技術的なバックグラウンドがなく、その内容をすぐに理解し把握するのは容易ではありません。上司やお客様にその内容を自分の言葉で簡潔に伝えられるよう、社内の海技者や船舶管理会社の監督から不具合の詳細や不明点を聞き、よく理解することを心がけています。
また、現在、建造中のLNG船プロジェクトにも携わっていますが、多くの関係者と協業しながら、技術的な課題から契約に関する内容まで、多岐にわたる業務に取り組んでおり、日々新しい課題に直面しています。例えば、「船をこういう仕様にしたい」とのお客様からのリクエストがあれば、社内の技術グループや造船所と協議を行う必要があり、また、プロジェクトを推進させる中で複数の契約を締結することになりますが、契約締結の際には、外部の弁護士とも協議をします。
一つのプロジェクトに多数のステークホルダーが関わるため、課題は多いですが、チャレンジしがいがあり、その取り組みにより幅広い知識を得られることができ、プロジェクトが一つにまとまった際には大きなやりがいを感じます。

Q. LNG船事業に関わる醍醐味は?

LNGは脱炭素社会へ向けて注目されているエネルギーの一つであり、その重要性がニュースで取り上げられる機会も多くなっています。そうしたエネルギーの世界各国への安定供給に貢献できることが、この仕事の醍醐味の一つです。私が担当しているアジアパシフィックエリアでは、人口の増加やエネルギー転換に伴うLNG・天然ガスの需要が高まっており、それに応じてLNG船の需要も高まっています。その需要に対して積極的にアプローチし、お客様のニーズに応えていくことが、私たちのミッションだと思っています。また、当社は1隻あたり200億~300億円という巨額なLNG船を保有しており、数日の運航でも億単位の金額が動くような大規模なプロジェクト全体のマネジメントを行いますが、海運会社ならではのダイナミックさを感じられることも仕事の醍醐味になっています。

一日のスケジュール

Schedule

  • 7:00

    起床。通勤時は新聞・業界紙をチェックし、仕事モードへ切り替え。

  • 9:00

    出社。メールをチェックして、一日のTo doを確認。

  • 11:00

    新造船案件の打合せ。船の竣工前は確認する事項が山積..

  • 12:00

    前から気になっていたお店で、同期女子とランチ。

  • 13:30

    チーム会議。本船の動静、プロジェクトの進捗共有を行う。

  • 15:00

    シンガポール、ジャカルタオフィスと定例会議。時差があるので、このタイミングが丁度良い。

  • 16:00

    船舶管理会社から届いた内容を元に、顧客向けの予算案を作成。合意期限を意識して取り組む。

  • 18:30

    退社。

世界の“つなぎ方”

LNG船のプロジェクトでは、様々のステークホルダーと関わり、社内でも当社の海外拠点のナショナルスタッフ、駐在員など、国内外問わず、様々な方と会話する機会が多くあります。私はそこで、よりプロジェクトをスムーズに進めていくために、より深くコミュニケーションを取ることを心がけています。また、定期的に訪船を行い、建造中の船や揚地に寄港している船も訪船します。船長や機関長、船員と直接話すことでより密な連携を図るとともに、実際に自分たちのビジネスがどのように動いているかを肌で感じ理解することも重要だと考えています。

きみは、世界どうつなぐ?