Interview

Hotaka Nishizawa

世界の市況を常に注視し、

自動車船事業のより良い

意思決定・戦略に貢献する。

営業

西澤 穂高

自動車船営業グループ  
グローバルマーケティングチーム

2010年新卒採用
(2024年取材当時、入社15年目)

Profile

自分たちで船を動かし、世界の港にモノを運ぶ、海運業界の仕事にロマンを感じ、その中でも面接にて一番自然体でいることができた当社に入社。
入社後、コンテナ営業等を経て、自動車船営業グループに異動。その後、5年間北米駐在を経験した後、帰国し現チームに異動した。

01

北米駐在で培った経験のもと、

高い視座を持って、

自動車船事業をサポートする。

Q. 現在の仕事内容を教えてください。

グローバルマーケティングチームのミッションは、自動車船事業全体を俯瞰してサポートすることです。その業務は大きく分けると3つあります。
1つ目は、現地法人の各拠点が管轄している大西洋航路について、予算達成に向けた航路運営のサポートを行うこと。各拠点と日々やりとりをし、お客様に関する相談事、新規ビジネスの進め方などあらゆる面でサポートしています。また、現地から上がってくる情報を吸い上げて、それを本社側にフィードバックする機能も果たしています。
2つ目は、自動車船事業部門における環境対応に対する取り組み。お客様とともに、いかにカーボンニュートラルを適切に達成するかを構想し、その実現に向けて営業チームを束ねて推進しています。
3つ目は、まさにグローバルマーケティング機能としての業務。市況や自社の分析を通して、航路統括として戦略立案・提言を行っています。

Q. グローバルマーケティングチームに至るまでの
キャリアを教えてください。

入社後、4年間、貿易事務、コンテナ営業に従事し、その後、自動車船営業グループに異動、オペレーション、営業、ITと幅広い業務を経験しました。
そして2018年から5年間は、北米駐在員として米国オフィスのマネジメントを担当。2023年に帰国後より、グローバルマーケティングチームにて業務に取り組んでいます。これまでのキャリアの中でも特に、現在の業務を遂行する上で役立っているのは、北米駐在員経験です。各拠点とスムーズにやりとりできるのは、現地法人の各拠点がどんなお客様に向き合っているのか、駐在員がどんな状況に置かれているのか、などを解像度高く想像できるからだと思います。
一方、これまで営業の最前線で仕事をしてきた私が難しさを感じているのは、全体を俯瞰しながら全体最適を考える仕事に取り組むこと。そんな中、高い視座を持って力を発揮することにやりがいを感じています。

02

目まぐるしく変化する

世界を正しく把握し、

最適な情報を発信する。

Q. 最近、グローバルマーケティングチームとして
注視していることは?

今、注視していることの一つは、中国系の自動車メーカーの隆盛です。着実に輸出台数を伸ばしており、世界でも耳目を集めているところかと思います。それに伴い、自動車船事業においても、今まで存在していなかった中国船社という新たなプレーヤーが登場してきました。これは単一マーケットの中では一定のインパクトのある出来事であり、当然、当社の自動車船事業にも影響を与えかねません。
そのため、グローバルマーケティングチームとしても、新たな同業他社の動向は気に留める必要があると考えています。中国系自動車メーカーや船社だけでなく、その他地域の顧客や競合含めて常に彼ら⁄彼女らの動きをモニタリング・把握し、より良い意思決定、戦略立案を実現するための情報として整理した上で、最適な情報を、自動車船営業グループや世界の現地法人に発信しています。もちろんこれ以外にも、世界のマーケットでは日々、中東情勢を取り巻く環境変化の影響でスエズ運河が通行止めになるなど様々な事象が起きており、それらすべてが私たちのモニタリング対象になります。

Q. 今後の目標を教えてください。

現在、自動車船事業は、一定程度利益を上げられている状況にありますが、先ほど言った通り、世界の情勢は常に動いています。そのため、いつか荒波に直面しても、いつでも機敏に対応できるよう準備しておく必要があります。その意味で今後、自分自身も、より視野を広げつつ、さらに大局観を持てればと思っています。また、その後のキャリアビジョンとしては、2つの選択肢を持っています。
一つは、自動車産業のホットスポットであるASEANへの駐在。
もう一つは、未経験のコーポレート部門に異動し、当社全体を俯瞰する経験を得ること。いずれの選択肢を選んだとしても、それぞれの社員が責任ある仕事を任せられる当社ならば、そこで仕事に真剣に向き合うことで、より広い視野、より高い視座を得られるに違いないと思っています。

一日のスケジュール

Schedule

  • 6:30

    起床。子どもを学校に送るため、準備をさせる。

  • 8:50

    コンビニでコーヒーを買いつつ出社。緊急性の高いメールから順に返信。

  • 11:00

    大西洋航路の契約更改に関して、関係者と打合せ。

  • 12:00

    昼食はコンビニで買ってきて、ラウンジスペースで
    クイックランチ。

  • 13:00

    環境対応に関する資料作成に取り掛かる。

  • 16:00

    欧州拠点がオープンする時間に近づく為、会議の準備。

  • 20:00

    欧州との会議を終え、チーム内で方向性を擦り合わせた後、帰宅。

世界の“つなぎ方”

グローバルマーケティングチームの仕事はまさに、当社の自動車船事業において、情報で世界をつなぐ仕事。
例えばアメリカの自動車メーカーの情報が実はインドに波及していたり。つまり、各地から上がってくる情報は、別の拠点にとって役立つ情報だったりします。
そこで私が心がけているのは、そうした情報をタイムリーに共有し、また情報を有機的につなげること。それにより、より良い意思決定、戦略立案につなげることが私の使命だと考えています。

きみは、世界どうつなぐ?