Interview

Shuhei Koike

安全かつ安定的に

大量の原油・LPGの

海上輸送を実現する。

オペレーション

小池 修平

液化ガスグループ  
LPG・アンモニアチーム

2023年新卒採用
(2024年取材当時、入社2年目)

Profile

就職活動当初より第一志望だった当社に入社。入社後、運航管理の仕事を希望し、その希望通り現部署に配属される。
現在、大型原油タンカー(VLCC)1隻、大型LPG船(VLGC)3隻の運航管理を担当している。

01

世界中の海を航行する、

原油タンカー、大型LPG船の

運航に責任を持つ醍醐味。

Q. 当社への入社を決めた理由を教えてください。

「現場のあるダイナミックな仕事であること」、「海外との接点を持てるグローバルな会社であること」、この2軸のもと、就職活動をしている中で最も興味を持ったのが海運会社でした。
当社に入社を決めた理由は、オープンカンパニーイベントが面白かったことです。その内容は、営業、オペレーション、チャータリングの分業体制でチームになって、一定の期間内で収益を上げ、その成果をチーム間で競うというもの。ゲームではありましたが、「船を借りてきて、貨物を受注し、実際に船でその貨物を運んで収益を上げていく」プロセスは、当時の自分がイメージしていた海運会社の仕事そのもので、そのダイナミックさをリアルに感じることができました。
この時、私はオペレーションを担当しましたが、入社した今は、それに近い仕事をしています。

Q. 現在の仕事内容を教えてください。

LPG・アンモニアチームが運航・管理する船舶は、大型原油タンカー(VLCC)6隻、大型LPG船(VLGC)5隻の計11隻。私はそのうちの4隻の運航管理を担当しています。
具体的に行っているのは、運航プラン作成・本船への航海指示、出入港の手続き、トラブル発生時の対応、収支管理等など多岐にわたる業務。担当している船舶は、世界中いろんな海を別軸で航行しているため、正確なスケジュール管理が必須であり、どこにどの船舶がいるか、常に頭に入っています。
例えばVLCC1隻は四日市に到着したところ、北米積み予定のVLGC2隻はパナマ運河で通峡待ちをしているところ、もう1隻のVLGCは中東でLPGを積んでいるところ、といった具合です。この業務のやりがいはやはりそのスケールの大きさ。例えば、VLCCが積載できる原油は、日本の総需要量のおよそ0.6日分。産業や生活を支える原油やLPGを、日本まで遅滞なく届けられた時には、その一端を担えたことに大きな達成感を覚えます。

02

お客様のビジネスの

パートナーとして、

船の運航を止めずに

トラブルを解決に導く。

Q. ご自身の成長の転機となった仕事は?

当社フリート1隻目となる、LPGと重油の双方に対応する主機を搭載したLPG Dual Fuel船(二元燃料船)を担当していることです。LPGはエネルギー転換期の移行燃料の一つとして今注目されており、当社の最新型VLGCでも舶用燃料として採用されました。
しかしその一方、デメリットは最先端技術ゆえにどうしてもトラブルも起こりがちであること。そんな中、トラブル発生時にできる限り、船の運航を止めずにその解決に導くのが、私の重要な役割です。
例えば本船での作業が必要である場合も、お客様の協力を得ながら、パナマ運河の通峡待ちや燃料補給のタイミングを見定めて作業を手配したり。運航を止める時間が延びるほど、お客様と当社、双方のロスが膨らんでいくため、的確かつタイムリーな対応が欠かせません。
そうした緊張感のある場面を幾度も経験する中で、運航管理担当としての力が高まっていることを実感しています。

Q. 今後の目標を教えてください。

LPG DF船は当社に1隻しかないため、当然のことながら、その運航を担当する私が一番理解しているという前提で、お客様や社内から、様々な問合わせが飛んでくる状態に。
そこで的確に答えられた時は、自身の成長を実感でき、それが仕事のやりがいにつながっています。今後も当社として未経験の案件に取り組むことで、自分が社内の誰よりも精通している分野や業務を増やしていきたいですね。
また、長期的なビジョンとしては、営業やチャータリングなど、海運会社らしい仕事を一通り経験したいと思っています。
その過程で、中長期的にはコーポレート部門や海外駐在などを経験し、幅広い知識を吸収した上で営業に戻ってくるのもいいなとも考え中です。

一日のスケジュール

Schedule

  • 7:45

    起床。男子寮から9時出社するには、この時間が睡眠の限界。

  • 9:00

    出社。前日のメールを確認しつつ、担当船の動静を把握。本船のスケジュールによっては、出入港の手続きも同時に行う。

  • 10:00

    シンガポールの船舶管理会社や東京本社の海技者に力を借りながら、顧客の問合せや本船トラブルに対処。

  • 11:00

    今日のランチに思いを馳せつつ、午後の会議に向けて資料を作成。

  • 12:00

    同期や先輩とランチでリフレッシュ。天気が良い日は食後に日比谷公園を散歩。

  • 13:00

    担当する計4隻のVLCC・VLGCの運航収支を分析。先輩社員とダブルチェックしつつ慎重に進める。

  • 15:00

    定例の会議。

  • 17:30

    本船動静をチェックして、退社。仕事は一旦忘れて、先輩や同期との飲み会を100%満喫する。

世界の“つなぎ方”

世界中の海を航行する原油タンカー(VLCC)1隻、大型LPG船(VLGC)3隻を担当していて感じるのは、世界情勢に左右される仕事だということ。
例えば、イスラエルの紛争に関連して紅海周辺の航行が困難になり、担当する船が喜望峰を回るルートに迂回することになったり。そのため常に時事問題をとらえる習慣が身につきました。
世界情勢をウォッチすることが、自身の業務に直接生きることを日々実感しています。

きみは、世界どうつなぐ?