Interview

Kotaro Katayama

バルクキャリアの

運航に責任を持ち、

当社利益の最大化を目指す。

オペレーション

片山 航太朗

バルクキャリアグループ  
運航管理チーム

2024年新卒採用
(2024年取材当時、入社1年目)

Profile

元々、鉄道や飛行機など、乗り物が好きでその関連業界を見るうちに、物流業界に興味を持ち、その中でもスケールが大きく、グローバルな海運業界の魅力を発見。
中でも最も風通しの良さを感じた当社に入社した。入社後、現部署に配属され、今に至る。

01

巨大な船の運航を

任される中で、

成長実感を得る日々。

Q. 現在の仕事内容を教えてください。

石炭、穀物、工業塩、石膏など、様々なばら積み貨物(梱包されずに輸送される貨物)を輸送するバルクキャリアグループに所属し、運航管理を担当しています。
そのミッションは、輸送契約内容やお客様の要望、適切な貨物の積載量、保有燃料量等、いろんな要素を考慮した上で運航プランを作成し、そのプランに基づいて船長への運航指示を行うこと、そして安全かつコストを抑えた運航を目指し、当社利益の最大化を実現することです。
入社後、一隻の船の運航を任されたのは、早くもゴールデンウィーク明けの5月。それは、日本とインドネシアを往復する船でした。この案件で運航管理の一通りの業務を覚えつつ、5月の後半以降、様々な貨物、様々な積み地・揚げ地への航海など、いろいろな輸送契約内容の船を担当するようになりました。

Q. 仕事の中でやりがいを感じるのはどんなところですか?

これまでに3回、訪船する機会があったのですが、そこで実際の船を目の当たりにして、そのスケールの大きさに驚きました。これほど巨大な船を、船上で動かしているのは船長ですが、その船長に対して、いろんな状況を見ながら指示を出すのは私です。私の指示一つで、例えば、スピードを変えようと思えば変えられる。その責任を感じるとともに、改めて醍醐味を実感しました。
また、例えば、スピードを上げたほうが利益につながるのか、一方でスピードを上げる分、燃料を多く費やすことになる……などについてバランスを見ながら、計算をして、どちらにするか判断を下し、その結果、利益の最大化を実現できた、という時は、まだ1年目でありながら、会社の利益にしっかり貢献していることに大きなやりがいを感じます。

02

社内の関係各所との

コミュニケーションを通して、

最適解を導き出す。

Q. これまででご自身の成長につながった出来事は何ですか?

8月頃、初めて経験したトラブル対応です。そのトラブルが発生した時は、それまでのように自部署の中だけでは解決できず、相手方への説明、チーム内・営業への報告、財務・法務との相談をする必要がありました。
私としては初めて直面することばかりでしたが、何とか船を走らせ続け、また当社の不利益発生を回避するために、関係各所から情報をもらいつつ奔走。その結果、一件落着できたことは自身の成長につながりました。これに限らず、船の運航には様々なトラブルがつきものであり、今後も経験したことのない出来事にぶつかるはずです。しかし、そのトラブル一つひとつを解決に導くまでのプロセスにおいて、いろんな関係者とやりとりしつつ、自身も知恵を絞る中で、運航管理者としての新たな知見を多く得られるのも確かです。
これからも未知の経験に臆することなく取り組んでいき、専門性を持つ、あらゆる関係者に話を聞きながら学び取っていくことで、確実に実力をつけていければと思っています。

Q. 今後の目標を教えてください。

配属当初の右も左もわからない状態と比べると、今は運航管理の流れや仕組みもわかってきて、自分で考えて判断する機会が確実に増えてきています。最初は、上長や先輩に対して「これって何ですか?」といった単純な質問をすることが多かったのですが、今では、「スピードを上げたら、より利益が上がると思うんですが」などと自分の考えを交えた上での質問をするように。バルクキャリアグループは、貨物の種類も、船の積み地・揚げ地も様々。今後はまだ手がけたことのない貨物、船、港にチャレンジしたいと思っています。
また、1年目はトレーナーの先輩から、業務内容から仕事に向き合う姿勢までいろんなことを教えていただいたので、その恩送りとしても、後輩に自信を持って運航管理の業務を教えられる、私のトレーナーのような先輩になりたいですね。そして当面は運航管理に集中し、その後、営業やチャータリングも経験できればと考えています。

一日のスケジュール

Schedule

  • 7:00

    起床。朝一のコーヒーで目を覚ます。

  • 9:00

    出社。担当船のメールチェック。動静をチェックし、今日のTo Doを整理。

  • 10:00

    担当船の最新の動静を営業、海外オペへ共有。

  • 11:00

    各種送・入金を手配。貨物量や寄港地などを踏まえ、必要な手配を行う。

  • 12:00

    同期や先輩とランチ。まだまだ知らないお店がたくさん。

  • 13:00

    チームミーティング。インドオペとも映像をつなぎ、船のトラブルや寄港地の情勢などを共有。

  • 15:00

    補油プランを作成。わからないことは先輩方に質問し、教わりながら仕事を進める。

  • 17:00

    船の引継。新たなスポット船の契約内容を確認。本船へVoyage Instruction(航海指示書)を送付。

  • 18:00

    帰社。帰宅後、テレビでプロ野球観戦。

世界の“つなぎ方”

運航管理業務の中では、船長と話をする時は英語です。また、朝9時にメールチェックすると、日本時間の1時2時頃に、アメリカ、インド、ブラジル、メキシコなど、世界中からの様々な内容のメールが入っています。
そんな中、それぞれの運航の最適解を出すために、自分も考えますが、まだ新人の身としては、自分より多くの知見を持つ上司・先輩たちに意見・アイデアを聞くことが大事だと考えています。そうすることで確実に実力を身につけていければと思います。

きみは、世界どうつなぐ?