Interview

Daimon Ogura

全世界で大型重量貨物を

海上輸送するビジネスを

成功に導いていく。

営業

小倉 大門

自動車船営業グループ  
ROROマーケティングチーム

2004年新卒採用
(2024年取材当時、入社21年目)

Profile

社会貢献が実感できそう、海外駐在のチャンスが高そう、一人当たりの売上高規模が大きい。そんな当社に魅力を感じ入社。
入社後、電力炭船の運航・営業を経て、自動車船営業グループへ異動。組合専従及び6年間のドイツ駐在を経て、ROROマーケティングチームのチーム長に就任し、今に至る。

01

当社事業の重点課題、

High & Heavy事業を

リードしていく。

Q. 入社後からこれまでの歩みを教えてください。

入社後、国内発電所向けの石炭を運ぶ営業グループに配属され、4年間でオペレーション、チャータリング、営業と、海運事業最前線の業務を経験しました。
いわゆるばら積み船と呼ばれるドライバルク輸送は、船会社の原点の仕事。最初に船会社の何たるかを知ったことはその後の大きな糧となりました。
その後、現在の自動車船営業グループに異動。2012年から6年間、ドイツに駐在し、欧州域での輸送ビジネスを担いました。その中で最も面白かったのは、新航路を開設したこと。需要予測と当社としての投資のバランスを考慮した上で新航路の将来的ビジョンを描くこと、またオペレーションのセットアップのために何度も現場に足を運ぶ必要もあり、新航路を開く苦労は並大抵ではありませんでしたが、それを上回る喜びがありました。その後、帰国し、3年間中南米航路を担当した後、2021年からROROマーケティングチームのチーム長として業務に取り組んでいます。

Q. 現在の仕事内容を教えてください。

ROROマーケティングチームのミッションは、自走可能な建機車両や、ロールトレーラーを要するBreakbulk貨物まで、High & Heavyと呼ばれる大型/重量貨物を世界中に運ぶビジネスを、あらゆる角度からリードすること。
High & Heavy事業は、当社として成長を牽引すべき事業と位置付けられている自動車船事業の中でもポテンシャルの高いビジネスとして社内でも注目されています。
そんな中、私たちのチームは、当社の海外拠点のメンバーたちと連携しながら、営業施策策定・実際の顧客対応・交渉などはもちろん、投資面における戦略/計画の策定、その実施・進捗管理、予算管理などを日々行っています。
また、世界中のグローバル建機/農機/機械メーカーや物流企業などのお客様との交渉をリードしていく役割も担っています。

02

グローバル全体で

組織力を強化し、

お客様の期待に応えていく。

Q. これまでで印象に残っていることは何ですか?

チーム長に就任以来、本社、ドイツ、タイ、ブラジル、アメリカ、中国など各海外拠点まで、全世界をつなぐバーチャルな組織を整備し、その組織力を強化したことです。
High & Heavyの貨物に関わるビジネスは、一人でできることではありません。船や港湾設備など運航に関する知識はもちろん、重い・長いといった特殊貨物の取り扱いノウハウ、お客様の物流に対する考え方も把握する必要があり、また、例えば特別な荷役機器などの投資に関連して、ファイナンス知識も必要になる。
専門性の幅が広い上にそのレベルも高い仕事であるため、グローバルに関係者間での密な連携が必要不可欠です。
そして、ここ数年で組織力強化を進めてきた結果、全世界でメンバーの実力が底上げされ、お客様の戦略的パートナーとして高くご評価いただけるようになってきています。このように、グローバルでチームが強くなること。それが今の私の大きな喜びです。

Q. 今後の目標を教えてください。

これまでのキャリアを通じて得た私の信条は、どんな困難な事態に直面しても、必ず解決できるということです。
そのためには関係者と腰を据えて話ができる土台があり、議論を尽くせる間柄であることが条件です。
その思いに至ったのは、日本でも海外でも、様々な価値観を持つ方々と向き合う中、相手に対してリスペクトを持って会話を重ねている限り、必ず信頼関係は築けるという実感が持てたからです。
今後もこの信条を大切にしながら、当社のHigh & Heavy事業のプレゼンスをしっかり高めていきたいですね。そして私自身も業界内で広く認められる人材になれたらと思っています。

一日のスケジュール

Schedule

  • 7:00

    起床。息子たちと洗面所・トイレを取り合いながら、予定通り出発。

  • 8:30

    出社。海外顧客・拠点からのメールチェック、返信。

  • 9:30

    投資計画について打合せ、方針確定。

  • 10:30

    顧客訪問。業界マーケットの見込みをプレゼンの上、来年の運賃条件交渉をキックオフ。

  • 11:45

    顧客先近くにてランチ。ここのアジフライは絶品。

  • 13:30

    ブラジル支社からの出張者と、大西洋航路でのHigh & Heavy事業戦略について打合せ。

  • 16:00

    ヨーロッパの荷主とGHG削減の対策について、オンライン会議。

  • 17:00

    会議が続いたため、溜まったメールを全力で処理。

  • 18:30

    ブラジル人同僚と懇親会。新橋ガード下でおもてなし。

世界の“つなぎ方”

例えば電気自動車の販売が増えると、蓄電池のためのリチウム生産が増え、それに伴いチリやペルーなどの鉱山機械の需要も高まる。
また、発電・変電などのインフラ整備が必要となる国/地域もあり、機械類の荷動きも増える。また、農作物の価格が上昇すると、農家の方々の投資意欲が高まり、農機需要が高まる。
このように全世界のニュースのほとんどが、私たちのビジネスにつながってきます。各国のニュースなどの情報から仮説を立て、先回りしてお客様に提案する。それによりお客様との信頼関係も深まります。

きみは、世界どうつなぐ?