起床。
Interview
Yuki Inoue
確かな海技力と情熱で、
安全航海を支える。

一等航海士
井上 有輝
海上勤務
2013年新卒採用
(2020年取材当時、入社7年目)

Q. 海上職を志望した理由は?
私は沖縄の出身で海も近かったのですが、小さい頃は特に船に興味を持っていたわけではありませんでした。
転機が訪れたのは、大学で開かれた会社説明会。そこで初めて川崎汽船と出会い、自社養成プログラムの存在を知りました。海外とつながりを持った仕事ができて、なおかつ他の職種にはない経験を積むことができる。
さらに専門的な知識がなくても海上職になれるというお話を聞いた時は衝撃的でした。
そうして、航海士として働く道を選びました。
Q. 自社養成プログラムを受けた感想は?
一番印象に残っているのは、社船実習でLPG船に6カ月間乗船したことです。
実習に至るまで、6カ月の航海訓練所での帆船実習は経験していましたが、航海訓練所の船と社船とでは全くの別物。本当の現場でしかわからない、船の実務や大変さを学びました。
特にアルジェリアに行くためにスエズ運河を航行したことは一生の思い出です。長い航海を経て、無事地中海に出て見た海の青さは忘れられません。



Q. 海上職員として働いてみてどうですか?
海上職員としての仕事の魅力は、物流の最前線で仕事ができることです。
実際に港から港まで貨物を運ぶ現場に立ち会うことで、自分の仕事が社会のそして世界の役に立っていることを肌で感じることができます。
航海士に与えられた責任は大きく楽な仕事ではありませんが、だからこそやりがいも大きく、自分の力で困難を乗り越えていくんだという高いモチベーションで、日々仕事をしていくことができます。
海上職員という仕事には、今まで皆さんが大学で学んできたこととは全く異なる世界が広がっています。
だからこそスタートラインはみんな同じで、また他の業種や職種にはないやりがいがたくさんあり、誇りを持って取り組める仕事です。
知力と体力、自分の持てる力を総動員して働くのは大変ではありますが、同時に非常に楽しくもあります。ぜひ勇気を持ってチャレンジしてみてください。


一日のスケジュール
Schedule
海上勤務時
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3:45
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4:00
4時〜8時の航海当直。モーニングコーヒーを片手に朝日を迎える。
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7:45
甲板部の朝ミーティング。乗組員に本日の作業の危険箇所についてリマインドする。
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11:00
昼食の前にジムで筋トレ。最近の船のジムはフリーウエイトからマシンまで充実している。
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12:00
昼食。
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13:00
オンデッキの整備作業進捗の確認及び書類作業。
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17:30
夕食。
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20:00
キャプテンに誘われたので軽く一杯。次の日のワッチもあるのでほどほどで切り上げる。
陸上勤務時
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7:00
起床。
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9:00
出社してメールチェック。訪船がある場合は現場へ直行することも。
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12:00
同僚とランチへ。
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13:00
午後勤務開始。
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18:00
退社。帰宅途中ジムにて汗を流す。
