燃料調達
竹田 早希
燃料グループ
入社6年目
SAKI TAKEDA
※所属部署・入社年次・記事内容は、取材当時のものです。
購買の仕事
情報収集
原油価格の動向、燃料の需給に関して情報を集める。季節要因、天候状況などからトラブルを予測するのも大事な業務。
船舶状況の整理
サプライヤー(売主や仲介するトレーダー)や社内オペレーターとコミュニケーションを取りながら、本船動静・寄港地などの細かな状況を整理する。
補油を発注
できるだけ価格を抑え、かつ安定供給のために数量やスケジュールを調整する。
需要予想を立てる
過去の補油実績や今後の需要予想の社内調査を進め、来年度の契約の価格帯を調整する。
CAREER
学生時代
サッカー部のマネージャーとして活動。選手たちの最適な試合・練習環境づくりに努めた。
入社〜現在
入社後に電力事業第一チームに配属され、約5年間、船を借りる用船者の立場としてオペレーション業務に取り組む。2021年12月より燃料購買チームにて、購買者として燃料調達に関わる。
今後
LNG船/油槽船事業に挑戦したい。船舶を所有する船主としての経験を積むことで、海運業界を多角的に捉え、潜在する新規事業の可能性を発見する力を培っていきたい。
裁量権の大きな環境で、
社会を根幹から支えていく
学生時代は、サッカー部のマネージャーとして、選手たちが最高のパフォーマンスを発揮するための環境整備に尽力してきました。ニーズを自発的に探って先回りして動く中で、“誰かを支える”ことが自分の原動力になっていることに気付きました。
その強みが生きるフィールドとして焦点を当てたのが、海運・鉄道・航空といったインフラ業界でした。中でも海運に興味を持ったのは、日本が食料・エネルギー資源において輸入依存度が高く、海上輸送の占める割合が大きい島国だから。海運業界に携わることで、社会を根幹から支えることができると考え志望しました。

外航海運に携わる国内船社は複数ありますが、川崎汽船はもっとも従業員数が少ないという特徴があります。それはつまり、一人ひとりへの裁量権が大きいということ。個々人のアイデアをベースに事業を発展させることのできる環境で挑戦したい、という思いが入社の決め手となっています。
安定供給と価格競争力、
2つの指標をもとに最適解を導く
現在は、国内での燃料調達業務に携わっています。燃料は、船舶の動力となる主機を動かすために必要不可欠なもの。その多くは原油を精製する製油所で生産され、バージと呼ばれる小型船舶を用い移送されます。そこで、製油所の在庫・バージの稼働状況を、売主や仲介するトレーダーと確認し、補油日・数量を調整し燃料を購買します。

全社の利益最大化のためには、燃料代をいかにおさえるかが重要です。船舶運航に際して発生する費用の中でも燃料代の占める割合は大きく、日々変動する原油価格によって上下します。世界情勢・経済動向の情報収集は欠かせません。
燃料購買チームで取り扱う石油製品は、国内向けの場合、中東から輸入する原油を精製し作られます。不安定な中東情勢、石油産出国から構成されるOPECの原油協調減産・増産政策の影響を受け、供給量が変動します。また夏場や冬場といった電力需要が高まる時期には、石油火力発電による電力供給量への依存度が高まり、結果として船舶が使用する石油製品の供給枠が減少します。需給バランスが変化する中で、もたらされる価格変動・在庫状況に対し、いかに高騰するリスクを回避し安定的に船舶へ燃料を供給できるか。両方を満たし最適解を導けたときには、大きなやりがいを感じます。
荒天やトラブル回避へ、
船舶現場で深めた知見が強みになっている
燃料手配は季節や気候に大きく影響を受けます。冬場は石油火力発電による電力供給量への依存度が増加し、結果として船舶向けの燃料在庫率が低くなります。気象・海象状況により、燃料を移送する小型船舶(バージ)が航行できず、燃料を供給できない八方塞がりの事態に直面したこともありました。その際に意識したのは、個船の枠組みにとらわれず全体像を掴むことです。国内で補油不可と判断された場合、外地へ迂回、補油地を切り替えるタッチバンカーを実施するのが通常のフローです。しかし航行距離が延びれば、その分だけ用船料・燃料代などの船舶維持費用が発生します。
そこで、損失を最小限に抑えるために、国内へ寄港する全船の航路・寄港順序・時期を見直すことに。国内で複数港に寄港する船舶は、燃料の在庫が比較的潤沢な港へ補油地を振り替え、国内において1つの港にしか寄港しない船舶に優先的に燃料を回しました。海象状況が不安定な海域では、補油作業を実施する候補日を数日間設けられるよう、岸壁・びょう地といった船が停泊する場所の利用時間延長を依頼しました。調整を進めるにあたり、サプライヤー・営業・オペレーターといった社内外の垣根、個船という枠組みを超え、課題に取り組む協力体制を作り上げることができました。

船舶を扱う海運業界では、現場経験が非常に重要になります。
私は入社後に電力事業第一チームで船舶の基本構造を学び、一船員として乗船研修にも参加しました。船長・船員が、荒天やトラブル要素を考慮してどのように船を運航しているのか。実地で深めた知見は、経済性・安全運航の双方から燃料調達の最適解を導く購買業務にも生きています。これからも、オペレーターとして培った現場視点を大切にしていきたいです。
SCHEDULE 01
SCHEDULE 02
6:00
起床。掃除、洗濯などの家事に追われる。
8:00
カフェで新聞をチェックし、原油動向を追う。
9:00
出社、メールチェック。海事新聞も欠かさずチェック。
10:00
サプライヤー、社内オペレーターと本船動静・寄港地状況を整理。
12:00
同期と昼食。何でも相談できる同期の存在は心強い!
13:00
補油オーダーに向けて業務開始。
16:00
トレーダーでもある商社と面談。原油価格の動向、燃料の需給に関し情報収集。
18:00
夕飯の献立に思いを馳せながら、退社。
6:00
起床。掃除、洗濯などの家事に追われる。
8:00
カフェで新聞をチェックし、原油動向を追う。
9:00
出社、メールチェック。海事新聞も欠かさずチェック。
10:00
補油オーダーに向けて業務開始。
12:00
同期と昼食。何でも相談できる同期の存在は心強い!
14:00
週末補油分の数量・スケジュールの最終調整。
16:00
過去の補油実績、今後の需要予想を社内調査。来年度の契約の価格帯を調整。
18:00
夕飯の献立に思いを馳せながら、退社。
DAY OFF
オフの日の過ごしかた
贅沢スイーツでリフレッシュ!ご褒美として食べて平日に向けてやる気スイッチをONにします。その地域でしか食べられないスイーツを堪能するのが楽しみで、長期休暇をとって国内・海外旅行に行くときには現地で、週末はネット通販を活用して調達しています。
学生のみなさんへ
就職活動は大変ですが、新たな自分を発見し将来やりたいことを再考する絶好のチャンスです。学生時代に取り組んだこと・長所や短所を考える自己分析では、大学生活で何をどのように頑張ったかを振り返ることが重要だと思います。
川崎汽船は所属部署・年次を問わず意見を率直に話し、個性を十二分に発揮できる魅力ある環境です。皆さんが将来活躍したいと思える会社として川崎汽船を選んでいただけたらうれしいです!