営業
本郷 絵里子
ドライバルク企画調整グループ
入社6年目
ERIKO HONGO
※所属部署・入社年次・記事内容は、取材当時のものです。
営業の仕事
マーケット調査・分析
将来の船舶需要を探るべく顧客や貨物ブローカー(仲介業者)と情報交換を行う。マーケットレポート、業界紙で基本的な貨物や船舶の需要動向は押さえつつ、リアルタイムな情報を得るためにも社内外の関係者との密なコミュニケーションが欠かせない。
貨物輸送プランの提案・交渉
顧客が具体的な貨物輸送需要を抱えている場合には、社内関係者と連携しながら顧客にとって最適な輸送プランを提案し、貨物輸送契約の獲得を目指します。顧客の輸送ニーズを満たすだけではなく、当社の利益も確保することも重要なミッション。
顧客サポート
輸送契約を獲得した後も、貨物を無事目的地に輸送完了するまで顧客をサポートする。顧客の要望を即座に船舶の運航に反映したり、船の目的地到着スケジュールをより正確にタイムリーに伝えたりすることは、顧客からの信頼を勝ち得る上で非常に重要。
中・長期船舶需給予測
信頼関係を築きあげた顧客から得た今後の貨物動向から、今後どういったタイプの船が、「いつ」「どこ」で必要となるか予測する。その予測に基づいて船の新規発注など将来への投資を行う。
CAREER
学生時代
「世界中の人々の生活に貢献できる仕事がしたい」という思いから、海運業界を志望。
入社〜現在
2015年~2018年まで鉄鋼原料事業グループに所属し、オペレーション業務を担当。2018年~2019年に産休・育休を取得。復職後はドライバルク企画調整グループで収支や予算、決算業務における取りまとめを担当。
今後
ジョブローテーションの中でさまざまな職務を経験し、将来的なキャリアビジョンについて考えたい。
自分らしく輝ける場所が
ここにある。
人の魅力が入社の決め手
小学生の頃にケニアやインドを訪れた際、貧富の差や生活環境の違いに大きな衝撃を受けました。それ以来、世界中の人々の生活に貢献できる仕事がしたいと願うように。就職活動では、生活の根幹を担うインフラ関係のメーカーや物流業界の中で、グローバルに事業を展開している会社を中心に見ていました。そして、会社説明会やOB/OG訪問を通して「この会社にいきたい!」と思える会社を探しました。
川崎汽船に決めた一番の理由は、何といっても人の魅力。就職活動の中で出会った社員の皆さんが、本当に魅力的な人たちばかりだったのです。最終面接もフランクな雰囲気で、自然体で挑むことができ、自分らしく働ける会社だと感じました。また、採用人数が限られていたことで自分の存在意義が感じられ、強い帰属意識を持つことができたのも良かったと思います。
川崎汽船は人と人との距離が近い会社です。自分の思ったことや考えていることを率直に発言できる環境なので、1年目の頃から先輩や上司に対して積極的に提言してきました。生意気なことも多々あると思いますが、いつでも真摯に向き合っていただき、私らしさを発揮することができています。
営業部門とコーポレート部門の
橋渡し的存在として、
業務をサポートし、課題を解決
入社後は鋼鉄原料事業グループに所属し、オペレーション業務を通して船の基本を学んだ後、2018年から1年間、産休と育休を取得しました。
そして現在は、ドライバルク企画調整グループで営業を担当。国内外に展開されているドライバルク部門の月次収支や予算を取りまとめ、経営企画部門の施策検討のために営業部門の状況報告を行うなど、営業部門とコーポレート部門の橋渡しとしての役割を担っています。また、決算業務ではインドや中国をはじめとする海外の現地オペレーターとやり取りし、日々の運航業務で正しい収益が計上できているかを確認しています。
この仕事のやりがいは、営業部門とコーポレート部門の立場を理解してサポートすることで、両部門の課題を解決できること。相手に寄り添って課題やニーズをヒアリングし、必要な情報やデータを的確に提供しています。その結果、関係する皆さんから感謝された時には大きな達成感を味わえます。
経験を活かして付加価値を。
こだわりが会社全体の利益につながる実感
部門間の橋渡しをする際には、お互いの要望をただ受け渡すだけでなく、自分の経験を活かして付加価値を付けながら調整する。これが私の仕事のこだわりです。
現在は、2021年度から会計基準が大きく変更されることに伴い、経理部門と連携して新たなルール作りやシステム改修に取り組んでいます。これによって営業部門の作業負担が増えたり、これまでの仕事の進め方を大きく変えたりする可能性が出てきたのですが、極力負担を軽くして効率的に運用できるよう経理部門と密に連携して進行しています。
そのために営業や経理の現場でどのような仕事が行われているかを具体的に洗い出し、どのような改修が必要になるかを検討。要件定義を作成し、現場が使いやすいデータの見せ方になるよう意見を出し合いました。システムテストでは想定され得るケースの検証を一つずつ行い、エラーを見つけては修正依頼して改善を実施。経理部門が必要な要素を抑えながら、営業現場が効率的に使えるシステムを作り上げています。一つひとつの小さなこだわりが、会社全体の大きな利益につながっていくことを日々実感できています。
SCHEDULE 01
SCHEDULE 02
7:00
起床。子どもがご飯を食べている間に自分の身支度を整える。
9:00
出社。メールチェック。
10:30
新会計基準の導入に向け、システムチームと打ち合わせ。
12:00
昼食。同期女子とたわいもない話で盛り上がる。
13:30
月次収支作業。営業から提出された数字や分析コメントの確認。
15:00
インドのオペレーションから会計処理についての質問対応。
17:30
退社。子どものお迎えに。
7:00
起床。子どもがご飯を食べている間に自分の身支度を整える。
9:00
出社。メールチェック。
10:30
決算作業用に、未精算案件の進捗状況をリスト化。
12:00
先輩ママ社員とランチ。子育てのことから仕事のことまで何でも相談。
13:30
オペレーター向けに、決算作業の勉強会実施。
15:00
新会計基準の導入に向け、新システムで検証作業。
17:30
インドのオペレーターに案件の確認。
19:00
夫に子どものお迎えを任せ、もう少し残業。
DAY OFF
オフの日の過ごしかた
子どもと一緒に公園でピクニックをしたり、たまに遠出をしたりしてリフレッシュ。時には夫に子どもを見てもらって、友人や会社の人とゴルフにいくことも。また、最初に配属された部署の先輩や後輩とは、今でも毎年BBQをして楽しんでいます。
学生のみなさんへ
私自身は就職活動中、説明会やOB/OG訪問に足を運ぶことの大切さを感じました。会社Webサイトやパンフレットだけでは分からない各社の雰囲気や色を、実際に足を運んで感じてみてください。就活のHow Toに捕らわれることなく、自分の言葉で自分の経験を話すことができれば、きっと自分に合った会社に出会えるはず。将来どんな仕事をしたいのか、どんな自分になりたいのかをイメージしながら、楽しんで就活をしてほしいと思います。