航海士
二等航海士
國分 貴之
自動車船安全輸送グループ
入社6年目
入社6年目
TAKAYUKI KOKUBU
※所属部署・入社年次・記事内容は、取材当時のものです。
航海士の仕事
海上勤務
船橋で操船・見張りを行い船を目的地まで導く航海当直をはじめ、貨物の管理、船体・甲板機器の保守整備業務を担う。
貨物・荷役のプラン作成
どの荷役をどのような積み方をすれば、どれだけの量を安全に運べるか。貨物ごとの特性や車両積載制限等を見極めてプランを作成。
プラン検証
作成したプランを基に、さらなる課題や改善点の発見を目指して検証。思いもよらないリスクや解決策が見つかることも。
ダメプリ活動
荷役の傷やダメージを防ぎ、輸送品質を向上させるための方法や対策を検討するDamage Prevention(通称:ダメプリ)活動を行う。
CAREER
学生時代
海運業界は日本になくてはならない業界であり、グローバルな舞台で大きな仕事ができることに魅力を感じ、航海士を目指す。
入社〜現在
2016年~2018年まで、航海士としてLNGや自動車船など、さまざまな船種で経験を積む。現在は自動車船安全輸送グループに所属し、貨物の積み付けプラン作成などを担当。
今後
35歳までに一等航海士となり、40歳過ぎには船長になることが目標。一等航海士経験後には、陸上勤務で監督席業務などにも挑戦したい。
グローバルに活躍するために、
航海士として世界に飛び出す。
学生時代から漠然と大きな仕事がしたいと思っており、グローバルに活躍できる環境についてずっと考えていました。色々と考えた結果、「自分自身が世界に飛び出せばいいんじゃない?」という結論に。それから航海士を目指すようになりました。
航海士一本で就職活動をしており、中でも海運業界を軸に企業を探していました。海運業界は海外と日本の物流を支える世の中になくてはならない仕事であり、グローバルな舞台で仕事に取り組めることが魅力です。また、海運業界の航海士は長期休暇を頂けるので、まとまった休みに本格的な趣味や数週間スパンの旅行ができることも魅力に感じていました。
川崎汽船の説明会では先輩社員の方々とたくさん話し、「若いうちからたくさんの仕事を任せてもらえる」「責任のある仕事に携われる」という言葉に共感。そして、何よりも川崎汽船の船のデザインがかっこよく、自分でこの船を操縦してみたいと思ったことから入社を決意しました。
航海士一本で就職活動をしており、中でも海運業界を軸に企業を探していました。海運業界は海外と日本の物流を支える世の中になくてはならない仕事であり、グローバルな舞台で仕事に取り組めることが魅力です。また、海運業界の航海士は長期休暇を頂けるので、まとまった休みに本格的な趣味や数週間スパンの旅行ができることも魅力に感じていました。
川崎汽船の説明会では先輩社員の方々とたくさん話し、「若いうちからたくさんの仕事を任せてもらえる」「責任のある仕事に携われる」という言葉に共感。そして、何よりも川崎汽船の船のデザインがかっこよく、自分でこの船を操縦してみたいと思ったことから入社を決意しました。
安全・品質第一に効率的に
自動車を積載。
良いプランを作成した時の
達成感がやりがい
2016年から2018年までは、航海士として世界各地にモノを届けていました。現在は本社勤務で自動車船の貨物プランナーを担当しています。川崎汽船が扱う最大の船型で積載できる貨物量は、1隻当たり乗用車7,000台以上です。貨物プランナーの仕事は、乗用車1台1台の積載箇所を決めて、より効率的かつ安全に荷役ができるよう、貨物プランや荷役プランを作成することです。また、乗用車だけでなく建設機械やバス、新幹線なども扱うため、貨物ごとの特性や車両積載制限などを見極めてプランを作成します。
貨物プランナーの仕事の醍醐味は、自動車の安全と品質を配慮した上で、より多くの貨物量を積載できるプランを作成すること。プランの良し悪しはあまり人目につきませんが、良いプランができた時は一人で画面を見ながら笑みがこぼれてしまうこともよくあります。また、自動車船の貨物は頻繁に変化するため、フレキシブルに対応することも重要になります。そうした時でも、安全・品質を第一に効率的な積み付けのできるプランを作成することをモットーにしています。
貨物プランナーの仕事の醍醐味は、自動車の安全と品質を配慮した上で、より多くの貨物量を積載できるプランを作成すること。プランの良し悪しはあまり人目につきませんが、良いプランができた時は一人で画面を見ながら笑みがこぼれてしまうこともよくあります。また、自動車船の貨物は頻繁に変化するため、フレキシブルに対応することも重要になります。そうした時でも、安全・品質を第一に効率的な積み付けのできるプランを作成することをモットーにしています。
パナマ運河での通狭は忘れられない経験。
後輩たちに経験を伝えられるよう精進する日々
印象に残っているのは、航海士として経験したパナマ運河での通狭です。私としても、乗船していたLPG船「SUMMIT RIVER」としても、初めての通狭となりました。必要な書類や甲板設備は何かといったように、準備段階から苦労したことを鮮明に覚えています。ただ、準備や通狭中のオペレーションは難しかったのですが、まるでアマゾンクルーズのようなワクワクする景色を見た時は、それまでの疲れがどこかに飛んでいってしまうほど感動したものです。自分たちで調べ、考え、工夫した仕事だからこそ味わえた達成感や高揚感は、何にも代えがたいものでした。
この案件のように難しい仕事ほど十分な準備が必要になりますので、忙しい時ほど入念な準備を行い、計画的に業務を遂行することが重要です。これらを行うことが困難を乗り越えることにつながっていくのだと思います。また、仕事で困った時には先輩に相談できる環境を持っておくことも大切になります。私自身もたくさんの先輩方に助けてもらいましたので、この経験をいつか自分の後輩たちに伝えていけるよう、日々精進しています。
この案件のように難しい仕事ほど十分な準備が必要になりますので、忙しい時ほど入念な準備を行い、計画的に業務を遂行することが重要です。これらを行うことが困難を乗り越えることにつながっていくのだと思います。また、仕事で困った時には先輩に相談できる環境を持っておくことも大切になります。私自身もたくさんの先輩方に助けてもらいましたので、この経験をいつか自分の後輩たちに伝えていけるよう、日々精進しています。
海上勤務時
陸上勤務時
年間スケジュール
0:00
航海当直。
5:00
船内巡検後に就寝。
9:30
起床。メールを確認し、航海長業務。
11:30
昼食。
12:00
航海当直。
16:00
当直終了後に航海長業務。
17:30
夕食。
18:30
DVD等鑑賞後、就寝。
7:30
起床。メール及びニュースをチェック。
9:00
メール確認。プランを検証。
11:30
プラン作成。
12:00
プランナー仲間と会社周辺のお店で昼食。
13:00
プラン作成後、本船及び荷役会社にプラン展開。
16:00
ミーティング。
19:00
プランを検証。
20:00
プラン展開後、退社。仲間と都合が合えば飲みに!
4月~9月
乗船
自動車船に乗船。日本~欧州・日本~中東航路をメインに航海。
10月~12月
休暇
下船し休暇。数週間スパンの国内旅行を楽しむ。
1月~6月
乗船
再び乗船。
DAY OFF
オフの日の過ごしかた
予定を決めずにダラダラ過ごしてしまうのが嫌なので、事前にしっかりと計画を立てて過ごすようにしています。体を動かすと肉体的にも精神的にもリフレッシュできるので良いですね。ただ、必ずしもアクティブに過ごしているかと言うとそうでもなく、ゆっくり過ごすと決めて、その計画通りにのんびりと一日を終えることもあります。
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